射水保護司会は富山県の中央部、射水市で活動する保護司により構成される団体です

「富山県更生保護フェア in 射水」を終えて

(文章は「射水更生保護第40号」記事より)

 

2年余りに亘り、準備を進めてきた標記フェアを7月26日に射水市高周波文化ホールで開催しました。

当日は、県内各地から更生保護関係者や地元住民の皆様約500名に参加していただきました。

初めに、「新湊放生津小学校まっつんサークル」のメンバーが、放生津八幡宮祭「曳山囃子」を披露しました。
地元住民の熱心な指導で身につけた笛や太鼓、鉦の技を遺憾なく発揮し、多種多様な曲を見事に披露し、会場から盛大な拍手をいただきました。

続いて行われた開会式では、最初に杉本郁子富山保護観察所長が開会のことば、続いて、新田八朗富山県知事代理、式庄寿人県理事・厚生部次長の挨拶、夏野元志射水市長の歓迎のことばと続きました。

 

記念講演は、射水市出身のテノールオペラ歌手の澤武紀行氏が自身の経験から、「音楽を人生の伴侶として」と題して講演と歌を披露されました。

歌が好きだった母親の影響を受け、音楽が大好きな少年に育っていきました。

しかし、通っていた学校では受け入れられず、つらい日々を過ごしていました。
そんな時、ある先生から、「君の音楽への情熱は、そのままでいい。堂々と、自分のやりたいことをしなさい。」と声を掛けられました。

もし、あの一言がなかったら、今の私は存在していなかったかもしれないと述ベられました。

その後、音楽の道に邁進し渡欧しました。

しかし、順風満帆だったわけでなく、体格的なハンデ、民族的な差別等々、多くの悩みがあったそうです。 その時に支えとなったのがあの「一言」でした。

自らの経験を通して、一言」をかけられる人間でありたいと、思い続けてきました。 今、その「一言」を届けられる存在になれたかどうかはわかりません。

けれども、天から授かった「声」という贈り物を通して、人々の心に温もりを届けたい。
それが、今の私の使命だと信じていますと結ばれました。 伸びやかな歌声と熱い語りに大きな拍手が送られました。