射水保護司会は富山県の中央部、射水市で活動する保護司により構成される団体です

第1回地域処遇会議

 

平成26年6月22日 小杉社会福祉会館で、第一回地域処遇会議が開催しました。

講師に射水市役所の三島長寿介護課係長と坂木主任をお招きし、「介護保険制度の概要について」と題してご講演いただきました。
高齢化が進む中、保護観察や環境調整を担当する際に、市内五箇所に設置されている「地域包括支援センター」の損座を知っていてよかった、と思う場面がありうるかもしれません。

保護司が地元の福祉を知る第一歩として本日は、射水市の介護保険についてお話をうかがいました。
申請からサービス利用まで、介護認定の目安、関連事業所など、教えていただきました。

講演後には、質問にも丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。

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地域処遇会議02_s

地域処遇会議03_s

 

 (参考 1)

全国の刑務所では、入所者の高齢化が進んでいます。

全体数が平成18年をピークに減少に転じる一方、65歳以上の割合は年々増加。再犯者の割合も深刻で、身寄りのない高齢者が刑務所に舞い戻る悪循環が生じています。

二十五年度の犯罪白書によると、全入所者のうち六十五歳以上は八.八%でした。

平成五年と比較すると、五倍以上に増加しています。女子刑務所では、さらに高齢化が顕著です。

一方二十四年に検挙された人のうち、再犯の割合は四十五.三%で過去最高。

刑務所の出所者で二度目以上の人の割合(再入所者率)も五十八.5%で九年連続で増加しました。

高齢者の再入所率は更に高く、七十三.四%に及んでいます。

平成二十一年四月から、法務省は、厚生労働省と連携して高齢あるいは障がいを有し、かつ、適当な帰住地のない者に対する特別な生活環境の調整を開始させ、その仕組みのなかで厚生労働省が、地域生活定着支援センターを予算化する一方、矯正施設、地域生活定着支援センター、更生保護施設等に社会福祉士や福祉関係者の配置が推進され、司法と福祉との多機関連携による支援が行われるようになりました。

 

 (参考 2)犯罪白書平成25年度版より

一般刑法犯 検挙人員の人口比の推移(年齢層別)

 

一般刑法犯 高齢者の検挙人員の罪名別構成比(男女別)

一般形法検挙人員の推移(年齢層別)

 

高齢者の入所受刑者の罪名別構成比(男女別)

 

 

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