富山県シンポジウム in 射水 開催
シンポジウ議事録 左の青い文字をクリックすると議事録をご覧いただけます。
梅雨明けしたばかりの当日は、石井富山県知事代理小林明夫富山県厚生部次長をはじめ "社会を明るくする運動"射水市推進委員長夏野元志射水市長、當山孝明富山保護観察所長、梶谷幸三射水市議会議長や多くの来賓、650余名の来場者で会場は、熱気につつまれました。
開会前のアトラクションでは「小杉童話の会」の皆さんに歌唱をお願いしました。
12時50分、織田富子さんの司会により開会が告げると、ざわめいていた会場は静けさに包まれました。
開会のあいさつでは、始めに石井隆一知事に代わって小林明夫県厚生部次長が、知事よりのメッセージを読み上げました。
次いで夏野元志射水市長、當山孝明富山保護観察所長が挨拶を述べ、梶谷幸三射水市議会議長が挨拶し、来場者の皆様に歓迎の言葉がありました。
いよいよ、「住みやすい地域社会 つくりをめざして」と題してパネルディスカッションの始まりです。
コーディネータ ー
射水保護司会会長 米澤治夫
パネリスト(5名)
射水警察署生活安全課課長 岩瀬由明
射水市地域振興会連絡協議会会長 島田重太郎
青少年育成射水市民会議会長 村田郁雄
射水市 PTA連絡協議会会長 鮒回大起
射水保護司会理事 檎物和広 (敬称略)
最初に、パネラーの皆さんがそれぞれの立場から現状についてお話されました。
続いて、射水保護司会会長米澤治夫パネラーからの、「加害者と被害者が同じ地域に居たら、更生保護の立場から私達はどの様に助け合っていけばいいのか?」との問いかけには、現状に対する対策や工夫、参考として他県の事例についても述べられ、解決への模索、糸口など熱意あふれる話合いに会場の皆さんも思わず引き込まれ、熱気溢れるものとなりました。
最後に、櫓物保護司が地域社会の連帯感、教育機能の回復をはじめ家族のきずなの強化とともに、一度過ちを犯した人でも「人として生かされて行く」等の実現をめざし努力する趣旨の宣言文を読み上げ、シンポジウムを終了しました。
最近の犯罪傾向から、平成14年に戦後最多を記録した刑法犯の認知件数は、平成15年以降 7年連続減少しており、現在は減少の兆しがあるものの、依然として相当高い水準にあることから予断を許しません。
このような犯罪情勢を踏まえると、今私たちに求められていることは地域社会の連帯感や教育機能の回復をはじめ、家族との絆の強化となります。<br="" />
一方で犯罪や非行のない、心豊かで明るい社会を求めるには、地域において過ちを犯した人たちが悔い改めて罪をつぐない、生き直そうとするのを支え、絶対に再び犯罪に手を染めないよう見守る機能が必要となるのではないでしょうか。
描く社会の実現を目標に抱え掲げ、私たちはそれぞれの立場において力を合わせ、地域に対する思いと、積極的な社会参加の必要を今回のシンポジウムで再認識しました。
過ちを犯した人たちが、地域社会の中で「人として生かされて行く」ことによって、「社会を明るくする」道が開けると確信し、行動することをここに宣言します。
下村加茂神社(正式名はかもみおやじんじゃ)は、射水市(旧下村)にある神社です。
加茂御祖神社すなわち京都市左京区にある下加茂神社領、越中園倉垣庄の総社でその歴史は古く、年中行事が50回近くに及ぶ祭事のうち代表的なものについて季節を追って、映像とともに、解説されました。
口1月1日脚分け神事・(市指定無形民俗文化財)
口5月4日ゃんさんま祭り・(県指定無形民俗文化財)
口6月上旬卯日御田植祭・(県指定無形民俗文化財
口9月4日稚児舞・(国指定重要無形民文化財)
講演後、会場からの大きな拍手に、加茂神社の歴史とともにこの祭事の伝統を守っている宮司、氏子の一体感への賛辞が込められている事を感じました。
その根底には今回のシンポジウムのテーマ「住みやすい地域社会づくり」と共通した「こころ」を感じました。