射水保護司会は富山県の中央部、射水市で活動する保護司により構成される団体です

第3期地域別定例研修会及び自主研修

日 時 : 午後1:30~平成23年12月6日(火)
場 所 : 富山県射水市新湊交流会館3Fホール

<第3期地域別定例会研修>
精神障害者などに対する処遇を行う際に必要な、知識・情報や面接・対応など実際の処遇上の注意点について、学びました。
<精神障害者の特徴>
人生の途中で罹患した人が多い
疾病と傷害が共存している
一部の身体的障害のように、外見により障害を捉えることができない...抽象的で目に見えない
障害の様相が多種多様である...まさに十人十色
精神的な障害があることを、本人も周囲も認めたくない...社会的偏見と周囲の無理解

<事例に学ぶ>
Aさん (4号観察)57才 男性
診断名 統合失調症、思考障害、被害妄想

2~4人グループで問題点、担当保護司としてすべきことを話し合った。
◎毎日決まった薬を決まったように飲んでいるか
(本人の言葉だけでなく、薬袋など、カクニン)
◎飲酒...本当に飲んでいないか
(本人の言葉だけでなく、アルコール類空き容器など、カクニン)
◎酒類(アルコール)と薬を両方摂取するのは、良くない。
◎日常生活のなかでの作業(園芸など)を一緒にしてみる
◎生活保護費で、どのような生活をしているか
(決まった金額の中で、しっかりと生活させる)
◎現在本人は単身生活だが、他に本人に協力できる人はいないのか。
(親、兄弟、社会支援)
◎症状が改善してきたら、「ハローワーク」などを紹介し、社会復帰・自立を考える

<研修のまとめ>
◎偏見や先入観を抜きにして、本人をありのままに受け入れること。
◎他の対象者以上の、傾聴の姿勢を示し、信頼関係づくりをすること。

<自主研修>
講 師 : 元富山県警山崎次平保護司
内 容 : 「暴力団排除条例について」 
長年勤務された警察の立場から、過去の事件、経験などを踏まえてのお話をうかがいました。