射水保護司会は富山県の中央部、射水市で活動する保護司により構成される団体です

新たな年に思う

射水保護司会会長 米澤 治夫

新年明けましておめでとうございます。
御家族お揃いで新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
昨年は日本史上類をみない災害が東北で発生しました。
その地の更生保護関係者が犠牲になったり、家族を亡くした方も大勢出ました。
そんな中で、7月に我が射水市に於いて「第61回"社会を明るくする運動"富山県シンポジウム in 射水」が開催され、700余名の参加を得た事は、射水保護司会にとって大きく得るものがありました。
今後予定される富山県更生保護大会も、自信を持って対応することができるでしょう。

また、第3回目となる市教育委員会との懇談会が開催予定日の前々日に中学生の自殺というショッキングな事件が発生し、中断延期となっ たことはまことに残念でなりません。
青少年健全育成のため改めて教育委員会と対話をして再開に向けた努力をする覚悟です。
今年は辰年。
射水保護司会には中部地区はおろか全国でも希な学校部会を持っております。
この部会を中心に中学生生活体験発表大会、そしてこの大会での発表者の意見や、ポスター、作文標語を収めた文集の発刊、市内二十二校の小中学校との個別面談、意見交換を行っております。
日頃の学校との連携を密にし、教育委員会も含めた強固なトライアングルを構築しなければならないと思います。
学校から非行といじめ等を排除しなければならないと思っています。

今年度から社会貢献活動が実施されます。
裁判員裁判が開始されてから、保護観察処分に付されることが多くなりました。
そのために射水市内で社会貢献する場所の発掘が求められています。
現在では「太閤山ランド」と「新港の森」しかありません。
保護司の皆さんとともにケアハウスや介護施設病院の開拓が必要となります。
今後とも、お互いに、健康に留意しながらがんばってまいりましょう。

付記
射水市市教育委員会との懇談会
これは、棚元前会長が、地域間関係の希薄化、家庭内でのしつけ等が行き届かず、犯罪や、非行の抑止力が低下したのを憂い、市へ働きかけ、市長始め市教育委員会、教育関係者、保護司が参加し、20年8月27日地域別定例研修の一環として開催されたのを第1回目とし、熱い意見交換がなされました。
以後2回目を開催、第3回目を計画中です。

※社会貢献活動
保護観察中の人たちが地域社会において貢献活動を通じて、立ち直ることを目的としています。
◎活動の内容
公共の場所での清掃や、福祉施設での介護補助のほか、落書き消しや除雪など、地域のニーズに応じて幅広い活動をおこないます。活動は継続的に行います。
詳細については第4期定例研修をお受け下さい。