平成25年度射水市更生保護女性会全体研修会開催
平成26年2月17日射水市大門庁舎301号室で、射水市更生保護女性会の全体研修会が開催されました。
会場いっぱいに多数の会員が参加され、有意義な研修会となりました。
射水保護司会副会長川口和香子氏により事例発表「薬物と少女」と題してお話いただきました。
内容をまとめると、
19歳の少女が暴力団関係者と交際中、シンナーからはじめて多くの薬物を使用したことにより、歯はボロボロ、不妊状態になった。
矯正施設で更生するが、退園するとまた元に戻ってしまった。
親兄弟とも絶たれた中で唯一免許をとった。
仕事はしているがけれとは縁が切れていない。
現在26歳になっているが、自分と闘いながら懸命に生きている。
彼女から毎年年賀状が届き、自分を慕ってくれている。
次に、私たちの知られざる世界、女子刑務所についてのお話をされた。
閉ざされた鉄扉の向こうにある受刑者の生活
受刑者の罪名のトップは「覚せい剤取締法違反」である。
その背景には、男にそそのかされ、利用された女、ダイエットのためなど、軽い好奇心から罪を犯す女が多いそうだ。
男との軽いノリ、タバコを吸うような感覚で薬に手を出す。
一度使うと依存状態になる。
更生への第一歩は、自らの心のなかにある。
仕事につき、独り立ちして社会復帰を願いたい。
厳しい現実の話を聞き、ひとりひとりの人生のために、皆で支えあってほしいと結ばれました。
薬物乱用は縁のない世界でのことと思っていましたが、好奇心や、例え親しい友人知人からの誘いであっても、薬物に手を出すことは絶対しないように家族、地域に伝えていきたいと思いました。