「富山更生保護」にサポセン射水を紹介
平成29年4月10日発行 「富山更生保護」201号、「サポートセンターだより」欄に、サポートセンター射水の紹介記事が掲載されました。
サポートセンター便り
更生保護サポートセンター射水
○企画調整保護司の駐在について
平成二十四年の開所当初は、運営に
ついては、手探りの状態でしたが、
まず、二十名の企画調整保護司の駐
在体制のつくりかたと活動の拠点と
しての運営の仕方を試行錯誤してき
ました。駐在体制については、駐在
の負担が大きくならないように月曜
から金曜までは、一日を午前と午後
の二こまに分けて調整し、土曜と日
曜はサポートセンター使用の要望が
ある場合に駐在としています。いつ
誰が、また何人が駐在しているかが
はっきりすることで業務の遂行の仕
方が決まり、複数の駐在が可能な日
には、まとまった作業をすることが
できました。
○企画調整保護司のよさが生きる
組織的な活動ができるように各部会
ごとの活動の場を設定したり、地域
包括支援センターなど各種団体の方
々から連絡や相談が持ち込まれたと
きには、できるだけ多くの企画調整
保護司で対応したりするように心が
けてきました。このような中で情報
や意見の交換が盛んになり、保護司
会として取り組んでいる事業への理
解が深まりよりよい活動の仕方がみ
つかることもありました。さらに、
これらの関わりの中で各保護司の経
験やキャリアに裏打ちされた専門性
が適切な助言や指摘となって、処遇
活動やその他の活動の大きな助けに
もなってきました。
○今後の課題
このような活動の充実がはかられ
た反面、地理的な事情などでサポー
トセンターのよさが利用できない会
員の存在があります。これについて
は、自主研修として設定されている
以外に、サポートセンターに気軽に
集い、保護司の悩みや疑問について
話をする場を設けてはどうかと話し
合っています。
また、もっと地域に密着した今ま
でにない活動の仕方があるのではな
いかという意見もあります。しかし、
今、取り組まれている社会を明るく
する運動の作品コンクールや中学生
生活体験発表大会は、先輩保護司の
方々が始められ、今に受け継がれて
いるものであり、学校のご協力によ
って根付いてきているので、継続発
展させていくことに力を注ぐことが
大切ではないかと考えています。