保護観察を考えるシンポジウム「地域で支える立ち直り」
射水保護司会 設立10周年記念事業
日時 平成28年10月23日(日)13 : 00~16
場所 高周波文化ホール(新湊中央文化会館)小ホール
主催 射水保護司会
共催 社会を明るくする運動射水市推進委員会
射水市更生保護女性会
射水地区更生保護協力雇用主会
射水市更生保護協力会
後援 射水市
富山保護観察所
富山県保護司会連合会
協力 射水ケーブルネットワーク株式会社
日 程
12:30 受 付
13:00 開 会
開会挨拶 射水保護司会会長 五十嵐繁久
来賓挨拶 射水市長 夏野 元志
富山保護観察所長 大利 文雄
来賓紹介
13:15 基調講演
◇演題 「保護観察の新たな展開について」
講師 尾田 清貴氏(日本大学法学部教授)
14:05 保護司による体験事例発表
◇「イ呆護司活動の体験から」 林 弥生保護司
◇「保護観察青少年への対応」 谷川 義昭保護司
◇「保護観察対象者の就労支援」 江尻 昭保護司
14:50 休 憩
15:00 パネルディスカッション
テーマ にれからの保護観察に向けて」
◇パネラー
日本大学法学部教授 尾田 清貴
射水保護司会 林 弥生
射水保護司会 谷川 義昭
射水保護司会 江尻 昭
◇コーディネーター
射水保護司会 瀧内 一雄
15:50 宣言文発表
宣言文
一 私たちは、サポートセンターを、更生保護活動の
情報交換拠点として有効活用します。
一 私たちは、未来ある青少年を、万引き・薬物乱用・
賭博等の犯罪・非行から守るため、あらゆる機会
を活用し、未然防止に努めます。
一 私たちは、地域ぐるみで再犯防止に努め、関係機
関・団体との連携強化を図りながら、社会復帰への環境
整備に努めます。
以上、宣言します。
平成28年10月23日
射水保護司会
15:55 閉会挨拶
一一一一一 開 催 趣 旨 -一一・
今、保護観察の環境が変化しようとしています。
これは、従来の刑務所や少年院など・での施設内処遇と対に考えられてきた一般社会での保護観察が、より広い社会での処遇として捉えられる
ようこ進んているからです。
これまでは、 保護観察対象者の立ち直りの支援とともに、プライバシーを守ることが大きな義務であり、保護司には守秘義務が課せられていました。
しかし、社会内処遇における社会貢献活動(ボランティア活動)や雇用の依頼や連絡などを通して、若干解放された捉え方に変化しています。
これに伴い、保護司としての守秘義務の範囲や兼ね合いはどうあるべきか戸惑う場面も増えてきています。
さらに本年6月から施行された刑の一部執行猶予制度で保護観察の対象者の増加が見込まれ、保護観察対象者と向き合う際に抱えている悩みについても、ご理解をいただきたいところです。
このような保護観察をはじめとする更生保護について、再犯を防ぎ、保護観察対象者が社会の一員として自立し、更生を手助けをするために、より多くの方々に関心を持っていただき、地域
社会全体で共に考え、温かい手をさしのべていただきたいと思います。
射水保護司会は、平成17年11月の射水市の誕生に伴い、旧新湊保護司会と射水保護司会が、平成18年4月に統合して、現在の≪射水保護司会≫を設立し、本年十周年を迎えました。
射水保護司会では、節目の年を迎えるに当たり、罪を犯した人たちの真の更生を願い、寄り添い、
改めて『保護観察』を考えたくシンポジウムを開催いたします。
○講師プロフィール
尾田 清貴氏
日本大学法学部教授
日本大学大学院教授
日本BBS連盟顧問
経歴
昭和32年6月8日生 三重県出身
平成2年(財)都市防犯研究センター主任研究員(警察庁所管)
平成7年 日本大学法学部 専任講師(刑事政策・法学)
(社)青少年育成国民会議環境問題専門委員会委員
平成8年(社)青少年育成国民会議理事(平成21年まで)
日本BBS連盟副会長(平成22年まで
平成10年 日本大学法学部 助教授
春日井市民アカデミ ̄客員教授(平成21年まで) |
平成13年 University of California Hastings CoIlege of the Law客員教授(3~9月)
平成15年 日本大学法学部 教授(刑事政策・少年法)
平成18年 日本大学大学院 教授(法学研究科・理工学研究科)
平成25年 さいたま市精神保健医療審査会委員(現在)