県外一泊研修報告
東海北陸厚生局麻薬取締部(講演)と伊勢神宮(視察)
日時 平成25年 10月22日(火)
場所 名古屋合同庁舎
講師 東海北陸厚生局麻薬取締部 捜査第二課長 中内 正人氏
「麻薬取締部の役割と現況について」
厚生労働省地方厚生局麻薬取締部についてはこちらを御覧ください。http://www.nco.go.jp/
日時 平成25年 10月22日(火)
場所 名古屋合同庁舎
講師 東海北陸厚生局麻薬取締部 捜査第二課長 中内 正人氏
「麻薬取締部の役割と現況について」
当日は、スクリーンと配布された手元資料により、とてもわかり易い講演でした。
また、施行される「刑の一部執行猶予」では薬物事犯者も対象になってくることから、依存症・依存症の治療についてもお話されました。
予定の時間を過ぎても熱心な質問が相次ぎ、丁寧にご説明・ご回答をいただきました。
当保護司会が、射水市内ライオンズクラブと共同で実施する小学校での薬物乱用防止教室へのアドバイスとして、
「わたしは(薬物乱用は)やらない!」
「(薬物乱用は)やっちゃダメ!」
と、子どもたちが自分の口から言葉に出すことが有効だとのアドバイスも頂きました。
以下は、講演を伺いながらのメモです。
麻薬取締部の役割
・規制薬物の適正流通管理業務
・違法薬物に関する捜査・情報収集
・医療麻薬の医療麻薬の監督、指導…医療・研究のために適正に使用されているか
・中毒者対策
・予防啓発
海外の規制薬物に対する取り組み・薬物乱用状況
日本国内における薬物乱用状況
薬物乱用の最近の傾向
覚せい剤事犯の暴力団員数
規制薬物に係る国籍別検挙数
覚せい剤 再犯率 平成24年61.1%と過去15年間で最高
密売方法による最近の傾向
以前は繁華街の限られた場所で売買されていたが、最近は住宅地に移る
売人組織の拡大
インターネットを使用して売買されることから、モラルの低下
密売が巧妙になった
未成年を含めた一般層への乱用の広がり
北陸東海地方における薬物乱用状況
富山における薬物事犯
北陸東海地方における薬物乱用に係る最近の傾向
薬物の種類・相違点
薬物依存について…麻薬取締部による取り組み
薬物依存の治療方法について
薬物使用者のことば
「薬物の害悪なんて知ってる 」
「ほしくなった時どうしたらいか教えてくれ 」
依存症は否認する病です。
私はこんなにひどくない。
私は辞められる。
依存症は目に見えない
家族や友人に薬をやめろと言われたらどう思ったか
「ストレスを感じた」
「余計に薬をやりたくなった 」
合法(脱法)ドラッグ の正体
「お香」とか「入浴剤」「クリーナー」として売られている 。
医薬品ではないので薬事法に引っ掛からない…危険な成分が入っているかも。
現在は法的に規制はされていないが、化学的に指定薬物に似た成分を含む。
イドラと呼ばれる何かわからない草に合成した化合物(成分が不明瞭)をまぶしている 。
(参考)違法ドラッグは 買わない!使わない!かかわらない! http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7175.html
日時 平成25年 10月23日(水)
場所 伊勢神宮(見学と参拝)
あいにくの雨天でしたが、心静かに内宮、外宮に参拝しました。
大伴せつ子保護司から、
神社にお参りするときの作法
手を合わせた時に心に願うこと
鳥居をくぐるたびに身を清められること
等を伺いながら、参道の玉砂利を歩きました。
「おかげさま」の意味を噛み締め、保護司として今後とも謙虚に広い心で活動をしていきたいと再確認しました。