射水保護司会は富山県の中央部、射水市で活動する保護司により構成される団体です

ちょっとお耳を!ダルク(DARG)とは?

平成22年、富山県薬物乱用防止指導員高岡地区協議会総会のおり、研修会(講演会)が行われました。
富山ダルクの林敦也氏から、「薬物依存からの回復と富山ダルクの活動について」と題してのお話を伺いました。
ダルクは全国各地にありますが、具体的な活動はご存知でしょうか?

◆ダルク(DARG)とは?
Drug Addiction Rehabilitation Center (薬物依存症回復施設)の頭文字をとったものです。
1985年に、薬物依存症から回復した1人の回復者によって東京都荒川区 に開設されたのが始まりです。
現在の東京ダルク)です。
その最大の特徴は、利用者と関わるスタッフが薬物依存症からの回復者だということです。
スタッフは先生や、指導者では無く先を行く仲間である事を大切にしています。

◆利用対象者
ダルクでは 「薬物をやめたい」 と言う本人の気持ちが優先されます。
18歳から65歳位の人が利用しています。
その中でも30歳から35歳位の利用者が最も多く在籍しています。

◆プログラム
ダルクの利用の仕方のひとつは、共同生活をしながらの入寮(ナイトケア・プログラム)と、自宅やアパートから通う通所(デイケア・プログラム)と言う方法があります。
いずれも、昼間はグループ・ミーティング、スポーツレクリエーション等に参加します。
夜間各地で行われるNA(ナルコティクス・アノニマス)のミーティングに参加します。
プログラムは新しい生き方を手に入れるための手助けをします。
ダルクは回復のための場所と時間、回復のモデルを提供してくれます。
薬物依存症は完治しないと言われています。
回復には限リが無く、薬物を使わなくなった時が、真の意昧のスタートラインに立ったと言えましょう。

◆利用の仕方
全国にあるダルクの中で自分が行きたい所に直接電話する。
または、近くのダルクを訪ねそこのスタッフに調整してもらいます。
 費用は入寮で15~16万円位です。

 ※ 以上、日本更生保護会「保護司のための酒害・薬害指導」の手引よリ掲載

 ※ 関連ホームページのご紹介
   富山ダルク 
 
   JCCA 全国にいる、さまざまな依存症で苦しんでいる多くの依存症者が
   再び幸せな人生をつかめるように助けることがJCCAの目的です

2011年1月25日 14:05 更新